おはよう新社会党です

「おはよう新社会党です」阪神大石駅 灘総支部では、ほぼ毎週1回、早朝に区内の駅頭で「おはよう新社会党です」のビラを配りながら、市政報告やわたしたちの暮らしに関わる問題を訴えています。

 ぜひビラを手にしていただき、身近な問題としてお考え下さい。また、気軽に声をかけて、みなさんのご意見をお聞かせ下さい。

 右の◆ヘッドラインをクリックすると紙面の内容をPDFファイルでご覧いただけます。

富裕層・超富裕層と貯蓄ゼロ世帯/ますます拡がる格差

  労働問題研究委員会が発行している「データブック2024」は働く者の「いま」と「これから」を様々なデータで示しています。500円で販売しています

あるところには唸るほどある
 その一つに「純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数」があります。「純金融資産保有額」を5つの階層に分類したもの(野村総研が2005年から2年ごとに集計)が下図。 超富裕層(5億円以上)の金融資産は105兆円、9万世帯。1世帯平均では11億円の資産を保有。
 マス層(3000万円未満)は678兆円、4213万世帯。1世帯平均では1600万円。

貯蓄ゼロ世帯22%、単身は33%
 マス(多数)層もそこそこ持っているように見えますが、金融広報中央委員会の2021年調査では「金融資産なし」=「貯蓄ゼロ世帯」は2人以上世帯の22%、単身世帯では33%となっています。
 2005年比ではいずれの層も資産・世帯数も増えていますが、富裕層・超富裕層は2013年からの他の層より増え方が大きくなっています。アベノミクスによって富裕層は資産を増やしてきたのです。
 株式などの金融資産を大量に保有する富裕層はますます富む構図が鮮明になり、片方に貯蓄ゼロ世帯を置き去りにする社会になっています。この仕組みや不公平税制を是正しなくてはならない。

2024年4月18日「おはよう新社会党です」より

値上げラッシュ、賃金追いつかず
実質賃金は23か月連続のマイナス、一方で内部留保555兆円

 桜の季節、心ウキウキの季節ですが、節約生活を強いられてそれどころではありません。食料品・日用品の値上げラッシュ。乳製品、チョコ菓子など3000品目の値上げ、健康保険料、電気料金も上がります。

賃上げは大企業だけ 中小労働者に届かず
 2024春闘で「30年ぶりの高水準の賃上げ」と報道されました。それは大企業のことで、雇用の7割を占める中小零細企業の労働者に賃上げは行きわたっていません。
 首都圏での中小企業へのアンケート調査では「賃上げの予定ない」が3割で、その6割以上が「賃上げの原資がない」と答えています。
 イオングループなどでは非正規労働者の賃上げもありますが、わずかなもので正規労働者との格差はそのままです。

格差をなくせ 暮らしを守れ
 非正規労働者は2100万人、賃金は正規の6〜7割と低く抑えられています。格差解消は急務ですが、解消の運動体となる労働組合の加入率は8%と低すぎます。労働組合に加入し、要求や行動が起これば格差解消に向かいます。
 実質賃金(2月速報値)は23か月連続のマイナスが続いています。賃金が物価に追いついていないのです。厳しい暮らしの一方で大企業の内部留保は555兆円に膨らんでいます。これを吐き出させてくらしに回せ。

2024年4月11日「おはよう新社会党です」より

王子プールを残して!/神戸市の「秋に解体」計画を止めよう

 王子公園・市民ミーティング実行委員会は31日、県福祉センター(中央区)で全体会議を開き今後の取り組みについて協議しました。

あきらめ感やローカル視を払拭
 小林実行委員会代表がパワーポイントでこれまでの取り組み(集会、署名、パレード、陳情、抗議・・)を報告。坂本龍一さんの「あきらめないで、がっかりしないで・・社会を変える」という言葉のように頑張っていきましょうと提案。

あきらめ感やローカル視を払拭
 金丸事務局長は市・関学が大学誘致を着々と進めていることへのあきらめ感やローカルな問題とのとらえ方を払拭し、運動を大きなうねりとなるアクションを起こしたい。
 そして@新スタジアム建設について近隣説明会を開け。A市民・専門家を交えた「王子公園のあり方検討会」の設置。B環境アセスメントを実施すること。C樹木の現存数、伐採数を示すこと。D王子プールを残すことを求めていきます。

2024年4月4日「おはよう新社会党です」より

明石川PFAS高濃度汚染
商業活動から、産業廃棄物−河川−海-農産物・魚から人体へ

 新社会党主催の公開講座「PFAS(ピーファス)って何?」が開かれ、丸尾 牧さん(県会議員)が講演しました。

くらしの中にPFASがいっぱい
 PFASは1930年代に開発された合成化学物質の総称。原爆製造にも使用された。水や油をはじき、熱や薬品に強く、自然環境下で分解されにくいため「永遠の化学物質」と呼ばれている。
 防水スプレー、フッ素樹脂加工のフライパン、ハンバーガーやピザの包装紙、衣類の防水処理、ファンデーション・マスカラ・リップなど化粧品、ワックス、メガネの曇り止め、泡消火剤、半導体、金属加工、自動車部品と幅広く利用されています。

発がんの可能性国際機関が指定
 これが、大気、水、食べ物から体内に取り込まれ、残留し循環します。健康への影響では、抗体反応の低下、脂質異状症、幼児・胎児の成長低下、腎臓ガンのリスク、流産のリスク、甲状腺疾患、肝障害などがあげられ、TARC(国際ガン研究機関)から発がん物質、発がんの可能性のある物質に指定されている。

体内摂取経路は食べ物、飲料水
 沖縄や横田の米軍基地周辺の土壌、河川から高濃度の汚染が確認されている。明石川でも高濃度の汚染があり、周辺住民の血液検査でドイツ基準(緊急に曝露対策を取る必要な値)を超えるPFASが確認されている。
 汚染源は産業廃棄物処理場からの排水。明石市・神戸市には住民の検査を、国にはPFAS規制を求める必要がある。

2024年3月28日「おはよう新社会党です」より